安全に電気を届ける仕事ー
受変電設備の設計施工
配線1本にも、設計と施工の知恵がつまっています。
普段の生活で目にすることは少ないけれど、
建物に安全な電気を届けるために
欠かせないのが、受変電設備です。
私たちは、高圧で届く電気を建物に適した
電圧へと変換する
「受変電設備」の設計から施工までを
一貫して担っています。
見えないところで、暮らしと業務の“入口”を守る。
それが、私たちの仕事です。

施設の規模、契約電力、用途などを確認しながら、現地で既存の配電ルートや設置条件を調査します。
天井高、搬入ルート、既存設備との干渉など、現場の制約を正確に把握することが、最適な設計の第一歩です。

施設の安全と効率を考慮しながら、受電方式(高圧・特別高圧)、トランス容量、盤構成を決定。分電盤・開閉器・計測装置などの機器選定を行い、レイアウトや結線図を作成します。電力会社との協議も含め、安定した供給と保守性に配慮した設計を行います。

キュービクル、配線材、避雷器や遮断器など必要な機器を手配し、現場の施工スケジュールを調整。建物の使用中断や夜間対応が必要な場合は、事前に綿密な工程計画を立て、関係業者と連携して準備を進めます。

受変電設備を現地に据え付け、電力会社の引き込み線との接続、盤内配線、アース工事などを実施。屋内や屋外に対応した施工を行い、盤内の結線、機器動作確認、短絡保護や絶縁抵抗試験を実施します。
老朽化した受変電設備を更新し、省スペース化・効率化を実現。生産ラインを止めないよう、休日や夜間に切替作業を実施しました。
施設全体の電力需要増加に対応するため、大容量受変電設備を新設。停電リスクを回避するため、段階的な切替工法を採用 しました。
「大規模な設備更新に携わると、街全体を支えている実感があります」
入社7年目 / 受変電設備施工担当
「停電を一切起こさずに切替工事を完了できた時は、技術者として最高の達成感を味わえます」
入社10年目 / 受変電設備設計担当